小説+法解説というちょっと新しいスタイルの一冊。
作者によると、裁判員制度の開始により当事者でなくても犯罪と関わることになるかもしれないから、ある程度の知識と心の準備をしておくことが必要だと。
移動中の暇つぶしとして持って行きましたが、おもしろくて往復の移動中に読み終わりました。
法解説のために書かれたような話もあったけれど、さすが乃南アサでぐいぐい引き込み読ませてくれました。
「あいつの正体」「その日にかぎって」あたりがよかった。
法解説もわかりやすく、興味深く読めた。心理状況も裁くポイントになるということで、小説というスタイルがとてもマッチしていたと思う。もっと続編希望。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー系
- 感想投稿日 : 2012年7月22日
- 読了日 : 2012年7月21日
- 本棚登録日 : 2012年7月21日
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