宝塚歌劇団をイメージモデルに、その周囲の女性3人を描いた群像劇。
なんだかんだと、つい著者の作品はほとんど全部読んでしまっている私。本作はその中でも、私個人の評価としてはいまひとつのほうかも。
乱暴に言ってしまうと、ハートフルなものと、人間心理の微妙なダークサイドを描いたものとに分かれる著者の作品だが、本作は後者。
こういうタイプの作品は嫌いではないのだが、小技を効かせようとしすぎて散漫になってしまった印象が否めず、少々残念である。
次回作に期待。
どうでもいいことだけど…大富豪ってそんなルールだったっけ。忘れてる〜。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(日本)
- 感想投稿日 : 2014年6月22日
- 読了日 : 2014年6月22日
- 本棚登録日 : 2014年3月13日
みんなの感想をみる