スペードの3

著者 :
  • 講談社 (2014年3月14日発売)
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本棚登録 : 1912
感想 : 296
3

宝塚歌劇団をイメージモデルに、その周囲の女性3人を描いた群像劇。

なんだかんだと、つい著者の作品はほとんど全部読んでしまっている私。本作はその中でも、私個人の評価としてはいまひとつのほうかも。

乱暴に言ってしまうと、ハートフルなものと、人間心理の微妙なダークサイドを描いたものとに分かれる著者の作品だが、本作は後者。
こういうタイプの作品は嫌いではないのだが、小技を効かせようとしすぎて散漫になってしまった印象が否めず、少々残念である。
次回作に期待。

どうでもいいことだけど…大富豪ってそんなルールだったっけ。忘れてる〜。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(日本)
感想投稿日 : 2014年6月22日
読了日 : 2014年6月22日
本棚登録日 : 2014年3月13日

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