書棚で見かけるたびいつも「ウルトラマン」と読みまつがっていたけど、やっぱり「ウルトラマン」でいいとおもう。詩人としてのカーヴァーは。
翻訳した村上春樹がカーヴァーに会ったとき、「あなたの詩はときとして小説のように見えるし、あなたの小説はときとして詩のように見えますね」といったら、とてもうれしそうだったというエピソードが紹介されているけれど(うん、確かにどこかで読んだ気がする)、そういう詩と小説の呼応性が成立する作家は案外、すくないんじゃないかな(あくまでもそんな気がするだけだけど)。詩の自由さの前で衒いを感じさせないというのは、かなり偉大な才能だとおもう。
凡人であるアテクシは、せいぜい詩のひとつを読む生活くらいは確保したいとおもっておりまするよ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2011年8月15日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年8月1日
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