掏摸(スリ)

著者 :
  • 河出書房新社 (2009年10月10日発売)
3.34
  • (81)
  • (224)
  • (303)
  • (91)
  • (25)
本棚登録 : 1746
感想 : 287
5

「すべてに満たされているのなら、小説は必要ない」
と、あとがきにあるように、
小説や物語でしか経験できないことがある。

掏摸にあったこともないし、あいたくもない、
そして、けっして、掏摸になりたいとも思わない。

「男の子」という名前のない登場人物が、
とても読んでいて辛かった。
あえて、名前を付けないことに、意味があるのだろう。

万引きは、ある意味病気の場合がある。
掏摸の場合は、どうなんだろう・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人間ドラマ
感想投稿日 : 2023年9月13日
読了日 : 2023年9月13日
本棚登録日 : 2023年8月22日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする