三国志に少しでも興味がある人なら、是非一度読んで欲しい一冊。ただ、出来る事なら、一度きちんとした本を読んでからの方が良い。
この本に描かれているのは、題名通り「諸葛孔明」の物語。彼の幼少期から、かの有名な三顧の礼までのエピソードまでが収められている。何よりも印象に残るのが、彼の嫁取りのエピソードだろうか。ただでさえ、変な兄に振り回される諸葛?が、兄嫁月英にも虐げられている(?)姿に爆笑。ここに描かれている孔明は、他の作品に見られるような、冷静沈着で仙人のような人柄ではない。破天荒というか、とにかく問題児なのだ。変人としか言えない。
小賢しい策を労し、三度の飯よりも火計が大好きな狂人の様に描かれている。しかし、そこに反論しようとしても・・・残念ながらできないのである。確かに彼は火計が大好きだ・・・。
そんな彼に振り回される諸葛?を哀れみながらも、笑いが止まらない、そんな作品です。
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- 感想投稿日 : 2008年9月6日
- 本棚登録日 : 2008年9月6日
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