姫君 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2004年5月10日発売)
3.24
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本棚登録 : 95
感想 : 4
4

menuと姫君が特に良かったのでその二つについて。感想を書いておいたメモが消失してしまったので、覚えていることだけ。

・menu
自分は平気で人の心を踏みにじるくせに、自分がつけられた傷には敏感な。
彼はずっとこのままで生きていくのかなぁ…なんて思っていた最中にぺいっと放り投げられるみたいな終末。あっという間で、呆気にとられた。でもこの物語に合う良い終わり方だと思った。

・姫君
この作品もまた、物語の閉じ方が秀逸。ハッピーエンドなんて締まりがないもの。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 鮮やか
感想投稿日 : 2017年7月9日
読了日 : -
本棚登録日 : 2017年7月5日

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