220521*読了
XシリーズはGシリーズとは違い、あの人の気配をそこまで感じない。
殺人は起こっているのだけれど、平和的というか…。
今回は資産家の夫妻の殺人から物語が始まり、小川さん、真鍋くん、そして永田さんのやりとりと共に進み…。
いつもの人たちのいつものような会話に安心する。
今作のキーワードは河童、そして一葉。樋口一葉でもあり、資産家夫妻の孫である一葉さんであり、一葉さんにとっての曽祖母である百目一葉であり…。
女性は若さを売り物にする、若くなければ何者かになれない、というような部分は胸にぐさっときました。
私も小川さんに近い年齢なので…。
一番親近感が湧くのは小川さん。ちょっとせっかちで、うっかりものなところも自分に似ていて…。笑
だから、小川さんには幸せになってほしい。死にたくならないでほしい。
いつの間にか、森博嗣さんの小説でもスマホらしきものが出てきていて、「すべてはFになる」から読んでいると、時の流れを感じる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年5月21日
- 読了日 : 2022年5月21日
- 本棚登録日 : 2022年5月21日
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