きわめつき武侠小説指南―金庸ワールドを読み解く

  • 徳間書店 (1998年4月1日発売)
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感想 : 2
3

実は最初の96ページまで読んで返却してしまいました。
ガイドブックとしてはよく出来ているのですが…。
大体紹介本が面白い作家は
面白い作品という経験上…。

面白くないのか?金庸。

でも、こう。
私の見たところ。

『ごたくさ言ってるより作品読んだほうが
ぜってー面白い!」

おそらく金庸さんの作品は、
一級のエンタテイメント。

強い敵がバリバリ出てきて戦って。
謎があって美女が出てきて。
一筋縄じゃいかない脇役がゾロゾロ。

主人公はまっすぐで、でもどこか身勝手。
女に優しく、でも泣かせる。
腕はめっぽう立って義に厚い。

そんな活劇だって言うんですから。

で、考えたの。

このガイドブック、論文調なんですよ。
どことなく硬い。

愛読者対談が一番そそるって。

金庸作品とこの本の体裁が、なんとなく
風合いが合わない気がするんです。

結論。

気になるページだけ読んだら
この本を置いてさっさと本編を
読みに行きましょう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 冒険小説・スパイ小説
感想投稿日 : 2017年1月29日
読了日 : 2017年1月29日
本棚登録日 : 2016年12月8日

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