悲しみよこんにちは (新潮文庫 サ 2-1)

  • 新潮社 (1955年6月25日発売)
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本棚登録 : 2316
感想 : 321
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「悲しみよこんにちは」

斉藤由貴の同タイトル曲を思わせる名前に惹かれ、手に取った作品。

図書館で何度か借りて、読み終えました。
結構古い時代の翻訳なので、読みにくかったですが…。

パパっ子の娘セシルと、娘っこラブの父レエモン、父の愛人エルザは、それなりに幸せな関係を築いていた。
だが、父が亡き母の友人アンヌに恋をしたことで、その関係が崩れていく。
「義務」として母のように接するアンヌに反抗するセシルは、エルザを巻き込んで父の愛を取り戻そうとする…という話。

フランスには行ったことないですが、海辺の涼しげな風が吹いてくるようです。
甘酸っぱくて爽やかな青春。古い時代の映画みたいな、でもすっごく繊細で美しい、そんな感じがしました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外文学
感想投稿日 : 2016年5月4日
読了日 : 2015年4月7日
本棚登録日 : 2016年4月11日

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