とても難しい。読んだきっかけは【LEAN IN】と女性活躍気運の盛り上がりにあてられたこと。士族の女性の価値観と現代社会のダイバーシティの性質を比較検討してみたかった。ただ、そもそも現代日本の女性というのが、戦後日本&高度成長期の家庭&家族観、キャリアウーマンと揶揄されながらも逆境で上り詰めた先人、北欧やスイス的な男女平等観を持つミレニアルの狭間で非常に微妙なポジショニングを取っていることから、結局よくわからなかった。本書について、率直な感想を言えば、とても日本人男性に都合のいい話ではある。というかそのように解釈可能である。
本書をかいつまむと、女性は精神的に自立していることこそが重要であり、物理的に、経済的に独立していることは二の次になっている。専業主婦となり、経済的支柱であるパートナーの成功を裏方として支える。ただ、従順なだけでなく、叱咤することもあるだろう。何となく受け入れてしまいそうな感じだが、これって男にとって都合がいいだけではないだろうか?
女性に読んでもらって感想を聞きたい本である。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
Hobby
- 感想投稿日 : 2017年5月3日
- 読了日 : 2014年12月31日
- 本棚登録日 : 2017年5月3日
みんなの感想をみる