世界が自分にはどのように見えているのか、再認識したくなるような作品。
他のレビュワーさんを見ても思うけど、
思わず書き留めて置きたくなるような素敵な言葉がたくさん綴られている。
個人的に凄いなあと思うのは、風景描写なんかほとんどなく、読者のイメージに委ね、共感度合いを高めているところ。
文中に
"それでも、こんな風に美しい夕方に~"
とあるけれど、具体的な景色の描写はまったくない。
それぞれ読者が十人十色の夕方の風景を思い浮かべ、登場人物と自分を重ね合わせてゆく。
日記のように身近な小説、とでも言うべきか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
無印(-ω- )
- 感想投稿日 : 2016年2月20日
- 読了日 : 2016年2月20日
- 本棚登録日 : 2016年2月20日
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