この本には、人はなぜテンパってしまうのか?テンパる事の危険性の紹介から始まり、テンパらないための「生活習慣や人間関係術」テンパってしまった時の「対象法や反省法」脳科学・医学的な観点からのテンパるメカニズムの解説といった、テンパることについて、一連の流れで紹介されています。この本の感想としてはそれらの解説が、どれも身近な例を交えて紹介されているため、非常にスムーズに読み進めることができることです。
テンパるとい私自身も陥りやすいことであり非常に共感できる部分が多くありました。
特に、印象に残っているのは、ある程度のテンパりは人に良い効果をもたらすということです。人間はある程度の負荷をかけた方がやる気スイッチが入ります。緊張感を持たせることで、集中力や周囲への観察力や注意力が高まり、作業の効率が上がります。さらには、作業が進むことにより、自己効力感が持てることで、自分の成長にも繋がるというのです。
私自身も、部活動のテニスでは練習では十分な結果が出せなかったのですが、本番の試合では理想通りのプレーができて県大会出場を果たしたことがあります。本番という緊張が自分に良い影響をもたらしたのだということを、知ることができました。
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カテゴリ:
上 貴明
- 感想投稿日 : 2013年5月1日
- 本棚登録日 : 2013年4月30日
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