上巻と同様に、ハロルドとエリカの人生の展開に合わせて、社会心理学や経済心理学などをベースに、我々が直面する様々な認知的な感情を掘り下げて説明してくれる。
社会のそれぞれのシーンをうまく題材にしているのはいいが、ホワイトハウス入りしてからの政治(大統領選)についての話は2党制度のアメリカと日本は大きく状況が違うので、ここは長いだけに少し話がダレてしまった。
今まで社会心理学や経済心理学、大脳科学の本を読んだが、何よりストーリー仕立てにすることでずっと身近になるし、それが人生の各フェイズに起きうることをテーマに描いているだけに、感情移入するだけでなく色々納得できることも多く楽しく読めた。
多くの人に読んでもらいたい一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
人文科学
- 感想投稿日 : 2020年6月13日
- 読了日 : 2020年6月13日
- 本棚登録日 : 2020年6月13日
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