国名シリーズ中、その国で解決するのは本家クイーンの『アメリカ銃の謎』と本書『マレー鉄道の謎』だけだろう。
取材成果を活かしたいのか、第一の殺人が起きるまでは紀行文のようである。34歳の男二人旅だが楽しげだ。
アウェイの事件とはいえ、現地の警察が協力的なので、火村のフィールドワークは進捗する。
目張り密室の封印は、そんなに上手く行くのか、と疑問を覚えた。
ジャッキとジャックの勘違い→第三の殺人、にはしてやられた。今回も犯人は指摘できず。謎の一端をかすめるように解いただけにとどまった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
図書館
- 感想投稿日 : 2022年5月11日
- 読了日 : 2022年5月10日
- 本棚登録日 : 2022年5月7日
みんなの感想をみる