今回もやられた。館ものミステリーは我が国でガラパゴス的に進化したので、館の特殊な構造で不可能犯罪が成立したのだ、ということは見当が付く。しかし、作者にしてみれば、そこを悟られたところで痛くも痒くもないだろう。
意表を突く動機。時代設定を瀬戸大橋完成の直前にしたこと……。お見事。
脱帽し、剃髪し、四国八十八の霊場を巡礼したい心境だ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
友人に借りる
- 感想投稿日 : 2017年11月17日
- 読了日 : 2017年11月17日
- 本棚登録日 : 2017年11月11日
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