安保論争 (ちくま新書 1199)

著者 :
  • 筑摩書房 (2016年7月5日発売)
3.98
  • (14)
  • (19)
  • (12)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 215
感想 : 21
3

国際政治の専門家による、安全保障の話。安全保障についての意見には賛同できる。また、わが国の安保論争について、歴史的な説明はよく纏まっており、参考になった。
ただ、いろいろな人が言っている言葉や意見が多く掲載されているが、著者がそれを使って何を言おうとしているのか曖昧なところがある。やや、論理性、学術性に欠ける。
「(オーウェル)私ははじめて、嘘をつくことが職業である人物に出会ったが、なんとその人のことを人々はジャーナリストと呼んでいる」p18
「(トロッキー)あなたは戦争に関心がないかもしれないが、戦争はあなたに関心をもっている」p57

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年10月23日
読了日 : 2018年10月23日
本棚登録日 : 2018年10月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする