オーソドクスな身分違い恋をテーマにした作品。ストーリーは先が読めるし、描写にこれといったひねりがあるわけでもない。でもシンプルだからこそ心に沁みわたる良作でした。鳥をモチーフにした風景の映像美も良かった。
認知症になってしまった妻・アリーに若かりし日の恋物語を読み聞かせながら展開していくストーリー。たとえまた忘れてしまっても、物語を通して何度でも再会できる二人の強い絆が泣けます。ストーリーの要所要所に渡り鳥を含む描写が、出会っては笑ったり喧嘩したりしてまた別の道を進むことを繰り返す二人の人生を暗喩していて切ない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2001~2005
- 感想投稿日 : 2013年4月13日
- 読了日 : 2013年4月13日
- 本棚登録日 : 2013年4月13日
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