湿り気を帯びた文章で描かれた、地方に暮らす人々の姿を浮かび上がらせる物語。織物職人が機織り機で糸を織り込み複雑な模様を形作るように、堀江敏幸という作家は細やかでしっとりとしたその文章で物語と登場人物の人生を丁寧に紡ぎ出している。佳作。
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- 感想投稿日 : 2017年8月25日
- 読了日 : 2017年8月25日
- 本棚登録日 : 2016年11月22日
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