陰陽師 瘤取り晴明 (文春文庫 ゆ 2-16)

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年1月10日発売)
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本棚登録 : 627
感想 : 41
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 京都で購入した陰陽師シリーズの1冊です。なんと絵本です。絵本といっても、カラーの挿絵がある小説といった感じです。
 陰陽師シリーズの表紙イラストを手がけている村上豊さんが描かれています。鬼達のイラストがまた素敵ですね。たしかに絵本独特の雰囲気もあって面白かったです。
 本編は鬼の宴で踊ってしまった薬師の双子。70歳を超えたおじいちゃんが必死に踊る、人を食らう鬼の前で。これは相当に怖いです。
 今回のお話で思ったのですが、清明は人が悪いというか人を人を食ったような感じですが、博雅もなんというか悪ガキという感じですね。どことなく、京極堂シリーズの中禅寺さんと木場さんの関係に似ているような気がしました。そしてこの場に関口くんがいたら、早々に気絶していることでしょう。榎さんがいたら、それはハチャメチャに踊り狂うことでしょう。とか想像してしまいました。
 脱線してしまいましたが、陰陽師シリーズ、もっと読みたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 夢枕獏
感想投稿日 : 2017年9月19日
読了日 : 2014年10月6日
本棚登録日 : 2017年9月19日

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