ワイルド・ソウル

著者 :
  • 幻冬舎 (2003年8月1日発売)
4.20
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本棚登録 : 870
感想 : 148
5

非常に面白かった。かなりお勧めできる作品。
日経南米移民が、日本の外務省へ復讐するというストーリー。
南米移民の歴史をそれほど詳しく知らなかったから、調べてみようという気持ちになり、歴史的に知識を増やしてくれる本であり、なおかつストーリーの続きが気になり、かなりのボリュームだが夢中になって読み込める。

ケイは陽気で魅力的だが、付き合うのは大変。
松尾がかなり振り回されて苦労してそうだけど、それでも楽しんでいる。
ブラジル人の陽気な性格ってこんなのかなぁーっと知人にそういう人がいないから想像した。
外見は日本人だが、内面はブラジル人。
育った環境が人間をつくるんだね。

ブラジル人がいっていた
「自分の町は好きかい?愛せばもっと楽しくなるよ」
といっていたフレーズが印象に残った。

日本の社会は謙遜でストレートに言わないけど、ブラジル人のポジティブな性格は見習っていきたい。
私も自分の町や国が好きだと堂々といえるようになろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2018年9月6日
読了日 : 2018年9月6日
本棚登録日 : 2018年9月6日

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