女王の百年密室

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  • 幻冬舎 (2000年6月1日発売)
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タイトルにある「密室」は実のところ、この作品の主題ではない。何故ならこの作品に密室トリックは存在しないから。というより密室トリックと呼ぶには無理のある密室トリックしか登場しないからだ。だからといって下等なミステリ作品だというわけじゃない。この作品の主題は別にある。
舞台は近未来(今からおよそ百年後くらい)、時代はセルフアーキテクチャがソフトとハードの境界をなくし、過去のあらゆるメディアが嗜好品となった世界。罪と罰の概念がない街「ルナティックシティ」にミチルとパートナのロイディは迷い込んでしまう。街の文明レベルは読者の世界とほぼ同等だが、近未来の住人であるミチルにとってはどれもこれも珍しいものばかり。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年3月7日
読了日 : 2014年3月2日
本棚登録日 : 2014年3月2日

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