友人、盟友、そして最愛の妻。
大切な人々を次々に自殺で失った著者が、逝ってしまった者達への想いと、悲しみのどん底に落ちた日々を振り返る。
癒えることの無い喪失感。
カレンダーに書き込まれた慟哭の叫び…
そして、
終章 最後の言葉が胸に迫る。
愛してる。
死んでも、愛してる。
P.S.
本書レビューを閲覧して、評価が二分していると気付いた。読者に何らかの喪失体験があるか、生への絶望や虚無感の体験があるか。その有無で、受け止め方が大きく違って来るのではないか。
僕は本書をけなす気にはなれない。
妻を大切にしようと思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
自殺 精神医療 心理
- 感想投稿日 : 2015年11月15日
- 読了日 : 2006年12月7日
- 本棚登録日 : 2006年12月7日
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