著者が選じた自身全集に選ばれなかった戦前の作品から
解説者が選んだ選集
おおかたは時代劇で
昭和23(1948)年に同時代を描いた
現代劇の一編『うぐいす』も
舞台背景が異なるだけの
今となっては同じく昔の時代劇であることがよくわかる
時代劇としてもちろん出来不出来あるものの
さすがに選集だけあっていずれも趣き異なる好短編
一方『青べかを買う』『お繁』『秋風の記』の3編は
太宰治作品を思わせるような前期昭和な「時代小説」で
同時代の同じ手になる「時代劇」と「時代小説」の
在り様違いが興味深い
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年11月13日
- 読了日 : 2013年3月2日
- 本棚登録日 : 2018年10月17日
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