鳩のなかの猫 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房 (2004年7月15日発売)
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本棚登録 : 572
感想 : 60
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中東のラマット国の伝家の宝石の行方をめぐる殺人事件。

イギリスの良家の子女の集まるメドウバンク女子校で続けて起きた教師殺人事件、片や中東のラマット王国では革命が起き、逃亡しようとした国王とイギリス人飛行士が死亡し、同時に伝家の宝石も行方不明となった。メドウバンク校の生徒にはラマット国王の従妹や、死んだ飛行士の姪も通っていた。

宝石の隠し場所をめぐり、聡明で勇気のある女子高の生徒がかねて知っていたポアロに1人で相談に行く下りはどきどきする。

奇想天外ともとれる冒険とすぱっとした解決。そして最後の最後のオチで国王のイギリスでの秘密も示され、めでたしめでたし。

1959発表
2004.7.15発行 2012.11.25第5刷 図書館

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・ミステリー 海外(英米)
感想投稿日 : 2019年12月1日
読了日 : 2019年11月29日
本棚登録日 : 2019年11月26日

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