ダンス・ダンス・ダンス 上 (講談社文庫 む 6-11)

著者 :
  • 講談社 (1991年12月1日発売)
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本棚登録 : 1450
感想 : 71
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踊り続けるんだ、とにかくステップを踏み続けるんだ。最初に読んだときは高校生のころで、そのときは何を示唆しているのかよく分からなかったけど、何度目か読んだときに腑に落ちた。それはきっと、どんなにつらくても生きて踊り続けること、なんだと思う。村上春樹の小説の主人公は皮肉が得意で悲観的で、生きることを諦めているような気配があるが、だけどその奥には生へのかすかな希望がある。生きればいい、そう言われてるような気がしたとき、この本は自分の中の記念碑的なものになった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年4月19日
読了日 : 2020年4月19日
本棚登録日 : 2017年6月14日

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