学者先生の著書らしく、最初はとっつきにくい。
まずは専門用語の解説、人間の睡眠のメカニズムの説明から始まるので、私のようにタイトルを見て手に取った「夜型人間の健康学」を手っ取り早く知りたい人種はヤキモキするかも。
後半はようやく夜型生活が身体に及ぼす影響と、身体への負担の減らし方の指南が始まる。中盤まで丁寧にメカニズムの説明があったおかげで、後半で専門用語に困る場面は少ない。
ただ夜型生活を否定するわけではなく、個々人の、また現代の都会人のライフスタイルにより夜型生活は仕方のないことだと認める一方で、夜型生活で手に入れる「自分の時間」と引き換えに身体に掛かる負担を噛み砕いてくれるので、読む中で素直に「夜更かしを諦めてみようかな」と感じることができた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年10月29日
- 読了日 : 2012年10月29日
- 本棚登録日 : 2012年10月29日
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