心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2008年6月22日発売)
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本棚登録 : 4622
感想 : 285
4

'21年12月20日、読了。神永学さん、三作目。

良く出来た、読ませる長編だなぁ、と思いました。面白かったです。前作からの4人(八雲、晴香、後藤刑事、畠医師)に、新たに石井刑事も加わって…皆、愛すべきキャラクターでした。男石井に、惚れました!ハハハ¯\(◉‿◉)/¯
あと、最後の「添付ファイル」、前作のもですが…好きです。神永さんのあとがきで、「今後も入れていきたい」とありました。第3作にも、期待します!

ただ、気になる点も…
語りの、人称が、読んでてかなり気になりました。前作では、左程気にならなかったのですが。三人称の語りなのに、よく一人称になります。その場の登場人物の、「心の声」なんだろうな、と考えて読み進めていきました。でも…

p266、8行目〜9行目、「私の首を後ろから押さえつけて」とあります。石井刑事の、頭の中の声だろうと。でもその後「混乱した石井が」となっている。これは、明らかにおかしい。三人称にそこで戻るなら、例えば段落変えるとか、「ーー」と棒?を引くとか(これらは、多用されてます)。この箇所だけが、ミス?角川文庫、平成20年の初版で、読みました。

なんか、今年読んだ本に「ミス」をよく見かけます。今迄の人生で、一度も文のミスを見つけるなんて無かったのに…なぜだろう?当たり年?不思議です…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 古本
感想投稿日 : 2021年12月20日
読了日 : 2021年12月20日
本棚登録日 : 2021年12月18日

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