乳癌を患った、とはいえ元は病気知らずのパワフルな人なんだろうとばかり思っていたので、幼稚園から虚弱体質、などと聞くと、私と変わらない人だったんだ、とまずは驚きでした。不調を抱えていても自分のしたいことを貫いてきた姿勢には、不調のせいにしてダラダラと過ごしてきた私としては「ははぁ」とひれ伏したいほど、頭が下がる思いです。
大病にかかっても手遅れになるまでほっておいたらいいや、などと無責任な思いでいましたが、実際に病を得たときにかかるであろう費用についてや、復帰後元の通り仕事ができるのだろうかとか、どれだけいろんな人の迷惑になり、世話にならないといけないのだろうかなど、ひしひしと考えさせられました。
不調の多い身体からは極力目をそらしてきましたが、身体のいいなりになる心地よさを知りたくなりました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本のノンフィクション
- 感想投稿日 : 2011年7月12日
- 読了日 : 2011年3月2日
- 本棚登録日 : 2011年7月12日
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