またまたゴールデンタイムラバー的な、政府から監視され、追い込まれる一般市民の話。
主人公の奥さんのキャラクターと、井坂の特徴的なキャラがお洒落で愉快。
下巻も凄く楽しみ。
逃避行よりも謎を追うのは心にゆとりが持てて気持ちはキープできてる。
あと、暗殺者は本当に好きだなこの作者。
セリフの一捻りしてるところも格好から、こういう言葉使い出来るようになりたい。
下巻
主人公は恐妻家の渡辺拓海。
名前が思い出せないので検索した。
俺は登場人物を忘れるのか覚えないのか、とにかく抜けるから困る。
奥さんは佳代子。
まさかの魔王繋がりでビビった。
サンデーのあの作品読んでて良かった反面、なにも知らないで読むのも良かったかもしれない。
スターシステムなのかもしれないけど、コレはいい具合に繋がっててよい。
嫁さんが凄くいいキャラしてた。
全体の集合意識的なものにより抗えない感じは変わらないけども、我々の人生は大きな出来事には思ったよりも意味がなく、日々の小さな積み重ねが意義有ることなのは頷けた。
主人公の能力が腹話術なのはワロタ。
主人公の意識がリアルから逸脱して描写されるところはいつ覚醒するんだ!ってかんじでしつこかった。いい意味で。
勇気は持ってるか?という問いに頷く事は普通の人には出来ないが、実は持ってるか、その状況に出くわしたら持たざる得ないのだろうな、と思った。
井坂はなかなかユニークだけど、死んでから美化され過ぎいや、もともと良い奴だったのだろう。作者は名前考えるの面倒ということで命名したらしいが、恥ずかしくないんだろーか?
- 感想投稿日 : 2024年1月3日
- 読了日 : 2016年1月24日
- 本棚登録日 : 2024年1月2日
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