トラウマ経験からのヒーローというダークサイドな面を持つ点で興味深いBATMAN。
幼い頃に両親をギャング一味に殺害され、ギャングの一掃を誓う。
悪役の多くもそういうトラウマ過程が描かれていて、悪役の魅力を誘う。
というのも、下手したらBATMANも怪物になっていたかも知れないからだ。
そうして活動していくBATMANだが、犯罪を撲滅しようと努力すればするほど、猟奇・愉快犯、奇形・怪物・超人能力といった新たに違う性質の犯罪に立ち向かうことになる。まるでBATMANの存在こそが引き寄せているように。
ある意味やり直せない人生の欠片を永遠に探し求めているストーリー。
*ちなみにこの作品を読むならyear one/ two、long halloweenを既読すべき。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
manga
- 感想投稿日 : 2011年1月20日
- 読了日 : 2011年1月20日
- 本棚登録日 : 2011年1月20日
みんなの感想をみる