経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える

  • 作品社 (2013年3月30日発売)
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“経済成長"は、人類を“幸せ"にしたのか? ヨーロッパを代表する経済学者による、欧州で『銃・病原菌・鉄』を超えるベストセラー! いかに経済が、文明や社会を創ってきたか? そして、21世紀、資本主義と人類はどうなるのか? 世界15カ国で翻訳刊行。「間違いなく21世紀を生きる人類の必読書である。その面白さは、『銃・病原菌・鉄』を超える傑作である! 」(「ル・モンド」)。 「経済学」というコンパスを使った、世界史・人類文明史への壮大なる旅――。経済が、いかに文明や社会を創ってきたのか? 古代文明の人類初のグローバリゼーションから、現在のグローバル経済へ。1930年代の世界大恐慌から、2009年の世界金融危機へ。古代中華帝国から、現代中国へ……。アダム・スミス、マルサス、リカード、マルクス、シュムペーター、コンドラチェフ、ケインズ、ハイエク……、経済学の巨匠たちとともに、人類の過去と未来を旅し、21世紀世界が直面する課題の答えを探る。

第1部 なぜ西欧が経済発展したのか?―経済成長という“悪徳の栄え”の法則と教訓(文明と経済の起源;停滞の中世から奇跡の近代へ;マルサスの法則;解き放たれたプロメテーウス;永続する経済成長)
第2部 繰り返される経済的繁栄と危機―戦争と平和/狂騒と恐慌の時代の法則と教訓(世界戦争の経済的帰結―ドイツに別の選択肢はあったのか?;史上初の世界恐慌;高度経済成長は、私たちを幸せにしたのか?;福祉国家の誕生と終焉;戦争と平和の経済学)
第3部 グローバル化/サイバー化する経済と社会―二十一世紀を動かす新たな法則とは?(復興する中国とインド;歴史の終焉と文明の衝突;二十一世紀資本主義とエコロジー;新たに世界を襲った金融危機;非物質的な資本主義と経済法則)
おわりに 人類初となる時代への突入―求められる思考法の転換

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年11月18日
読了日 : 2022年11月17日
本棚登録日 : 2022年11月17日

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