ナイルパーチの女子会

著者 :
  • 文藝春秋 (2015年3月28日発売)
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感想 : 498
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読み終わるまでに、何故だか時間が、かかった。
友達って、なに?
栄利子(ナイルパーチ)に食いつくされる圭子、翔子。
でも栄利子を食い潰し脅かす新種も出てくる。
世の中、弱肉強食。会社の人間関係のどろどろや友人間のどろどろが、生々しく描かれている。
栄利子の極端な考え方が、強烈だったけど、同じ立場になって追い詰められたら、どうなるだろう。
友達にこだわるけど、歌みたいに友達百人できるかなって、できるわけないんだから。
苦手なことはしなくていい。
友達付き合いがストレスなら、いなくてもいいんでないと思うけど、少し寂しさも感じるのでした。
自分次第かな。
みんな、それぞれ着地点をみつけられていて、ほっとして読み終えられたのは、良かった。
怖いもの見たさというか、続編が読みたい。
杉下くんは、どうなったんだろう

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 柚木麻子
感想投稿日 : 2024年2月6日
読了日 : 2024年2月6日
本棚登録日 : 2024年1月22日

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