さすが、柚木麻子さん。
人の嫌な部分、多分みんなが目をそらしている嫌な部分をさらりとわかりやすく書いておられる。伊藤くんはいいとこのぼんぼんだけど、苦労知らずのクズ。イケメンなことが、話をやこしくする。
伊藤くんの大学時代の仲間とそのまた仲間の物語。
少しずつ、皆が伊藤繋がり。
20万のバッグ繋がりの2人、素敵だった。
その後、出てくる洋菓子屋勤務の女の子。
ずっと本心を伝えたことない大切な友人って、ほんまに友人なんか?
クズケン、すきだあー、がんばれ。
最後のどんでん返しも、驚きでした。
そういや、職場に似たタイプの人がいるなあーと思い浮かべて、なんともいえない気持ちになる。関わってるとき、ものすごい違和感があるのを思い出した。
伊藤くんは、クズだけど役にもたってる。
結局、受けとり方次第なのかも。
受けとり方次第で生き方がかわる!!
行き詰まっている毎日が、変わるかもしれない一冊
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
柚木麻子
- 感想投稿日 : 2023年3月26日
- 読了日 : 2023年3月26日
- 本棚登録日 : 2023年3月25日
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