スウェーデンでの出来事を語る母親が、あまりにも自らの考えに囚われているように思えてきて、だんだん分からなくなってくる。
そしてたどり着いた真実は、読んでいる分には文章が淡々としている所為かそんなでもないのだけど、想像してみるとなかなかにショッキングだった。
子どもが独り立ちした後の家族の在り方というか親密度合いについて、子どもが親の嘘に気付かなかったり、しばらく親に顔を見せなかったりするのは、そんなに気に病んだり他人から責められたりすることなのか、と思ってしまう。
そのあたり、どうも私とは感覚が違っていて、あまり気持ちが入っていかなかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー・サスペンス
- 感想投稿日 : 2021年6月10日
- 読了日 : 2021年6月10日
- 本棚登録日 : 2021年6月6日
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