SF短編集。
表題作が読みたくて手に取ったけれど、他の作品もよかった。
「マグネフィオ」
失ったものは取り戻せなくても、その記憶だけは完全に再現する技術があったら。私だったら依存してしまいそうだ。
記憶は美化されたり曖昧になっていったりするものだと思っているのに、いつでも新鮮に思い出せる、その感覚を味わえるとなったら、ずっと手放せない気がする。
「幻のクロノメーター」
18世紀のロンドンで、精確な時計の開発を続ける時計職人の姿に、ロマンを感じる。
普段当たり前に使っている時計はこうやって発展していったのかと思うと、人間の探求心てすごいなあ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF・ファンタジー
- 感想投稿日 : 2022年6月30日
- 読了日 : 2022年6月30日
- 本棚登録日 : 2022年6月30日
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