三大奇書の類いを読んだことがないなと思い手に取ってみました。
まずは一番読みやすそうなこの本から。
殺人事件が起きて、探偵役に立候補したもの、または巻き込まれたものが推理合戦を繰り広げる今巻。
時代を感じさせる古めかしく何処か洒落た雰囲気がたっぷりで大変楽しく読めました。登場人物のキャラクターが濃いです。色々推理を披露しますが、結局はまだまだ結論は出ておらず。みんな楽しそうに自分の案を口にします。
連続殺人(?)にも関わらず人が死んで楽しんでるなあ、楽しそうだなあと思いました。
上巻最後の殺人のほうが無意味な死ではない的な台詞に、ん?と思いつつ、では犯人は?トリックは?と不思議が増すばかりです。
これでムレタが上巻最後で言った、いっそ殺人の方が意味がある死だみたいなことが伏線で、探偵役たちの推理は全部無意味で連続殺人事件はただの事故や病死だったみたいなオチだったらどうしようかなと思い始めました。どうなるのかな。
ここまでは普通のミステリーといった感じなので、何をもって奇書というのかは下巻かなと思うので楽しみです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー小説
- 感想投稿日 : 2016年11月7日
- 読了日 : 2016年11月7日
- 本棚登録日 : 2016年11月7日
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