海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年 1 (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2009年5月28日発売)
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『コンスタンティノープルの陥落』、『ロードス島攻防記』、『レパントの海戦』の三部作を読んで、地中海世界におけるヴェネツィアの独特の地位について、だいたいの雰囲気は分かった気になっていたが、この長篇で全体像を見直してみようと思って手に取った。

潟の上に杭を打ち込んで石を乗せて街を作る、という最初の発想からしてすごい。近くにゲルマン人が迫ってたとしても、信じがたい。

第四次十字軍がラテン帝国をつくるくだりは、東ローマ帝国の跡目争いと絡んで随分ドラマティックだ。

残る五冊も楽しみだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年10月22日
読了日 : 2022年10月22日
本棚登録日 : 2022年10月15日

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