『コンスタンティノープルの陥落』、『ロードス島攻防記』、『レパントの海戦』の三部作を読んで、地中海世界におけるヴェネツィアの独特の地位について、だいたいの雰囲気は分かった気になっていたが、この長篇で全体像を見直してみようと思って手に取った。
潟の上に杭を打ち込んで石を乗せて街を作る、という最初の発想からしてすごい。近くにゲルマン人が迫ってたとしても、信じがたい。
第四次十字軍がラテン帝国をつくるくだりは、東ローマ帝国の跡目争いと絡んで随分ドラマティックだ。
残る五冊も楽しみだ。
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- 感想投稿日 : 2022年10月22日
- 読了日 : 2022年10月22日
- 本棚登録日 : 2022年10月15日
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