あとがきの本人解説によると、
短編集、といっても様々なお菓子の詰め合わされた箱のようなもなではなく、ひと袋のドロップという感じです。色や味は違っていても、成分はおなじで、大きさもまるさもだいたいおなじ、という風なつもりです。
いろんな人たちが、いろんな場所で、いろんな記憶を持ち、いろんな顔で、いろんな仕草で、でもたぶんあいも変わらないことを営々としている。
その通りの12のドロップでした。
『煙草配りガール』が何故だか心に残った。話の筋書きには全く影響のない煙草配りガールが何故だか表題。たまたますれ違っただけの人にもいろんな営みが潜んでいる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年5月22日
- 読了日 : 2021年5月22日
- 本棚登録日 : 2021年5月8日
みんなの感想をみる