大洋図書、ihr HertZ。
綾さんよりお借りしました。
うーん、リリカルホモ?ww
黒髪パーマめがねの遠藤くんと、ちょい不良な津田くん、そんな津田くんの数少ない友達で髪切りマニアの神崎くんを中心に、あとはちょっと女の子、そんなちまっとまとまった高校生の恋愛を描く作品。
えっとね、うーんとね、絵は流行りの商業BLの感じ。細くて綺麗な線で、ちょっとガサガサ感も残す、私がいつもon BLUEっぽいって呼んでるやつねw(どこの出版社でも雑誌でも今はあの絵柄が流行りってことが分かったw
あとハヤカワせんせは背景ってか効果?、普通ならトーンだけ貼ってモノローグ、ってところの背景(効果)を恐らく手描きしてらっしゃるんだけど、その絵が独特。アーティスティック。
余白の使い方も独特。原稿全体を一枚のキャンバスみたいに描いてるって印象。右上から左下まで流れるような描き方なんてドラマティックすぎる。コマ割りからセリフの配置、余白の贅沢な使い方、魅せ方がこの人は一等上手い。吹き出し内の写植の入れ方も独特。こんなの見たことない。文字の配置から絵の配置、余白の配置まで、全部が凄く芸術的で幻想的。それでいてきちんと物語を紡いでる。
って、絵とか描き方にはすこぶる感動したのだけれども個人的にはこのお話はピンとこなかった。CDにもなってるし、周りの評価も高かったからハードル上げ過ぎちゃったのかも。
なんてか、いい話っちゃあそうなんだけど、何で気持ちが、何処で感情が動いたのかが分かり辛かった。ドラマティックにアーティスティックになんとなく恋愛の物語に引き込まれた、みたいな、でもまぁただそれだけ、みたいな?(笑)
あとまぁキャラデザがあんまりツボらなかったのかもね(笑)。
なんしかトータル的には大してお気に入りではないかな、っていう。
そんな感じです!(笑)
- 感想投稿日 : 2015年10月25日
- 読了日 : 2015年10月25日
- 本棚登録日 : 2015年10月25日
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