登場人物がほぼ宇宙人(人間の形をした)という、いかにもSFになってしまいそうなテーマを純文学に落とし込める三島由紀夫の才能の凄さを実感した。
そして内容が割と重かった!
人類の破滅か存続かを宇宙人という第三者的客観的視点から論じていく。どちらの言い分も理解できるが故に私は結論が出がたく感じた。でもどちらか一方を選ぶのなら、私は人類の存続を選びたい。この愛すべき楽天さや気まぐれは人間にしかないものだと思っているから。そして私はそんな人間が好きだから。これだと羽黒一派に一蹴されそうではあるが、、、
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年9月9日
- 読了日 : 2021年9月9日
- 本棚登録日 : 2021年9月6日
みんなの感想をみる