茶の世界史: 緑茶の文化と紅茶の社会 (中公新書 596)

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  • 中央公論新社 (1980年12月18日発売)
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今世界中で飲まれている紅茶、そして日本で飲まれている緑茶。
古来からの文化と思われがちなこの文化、実は近代化による飲料文化の派遣争いがもたらした結果であった、ってことをすごく面白く、そしてしっかりと数字資料を交えて教えてくれる本でした。

セイロン・アッサム茶って中国の茶文化と東インド会社がなければ存在しなかったんだな、とか、そもそも日本の茶の湯がヨーロッパに紹介されたのが茶文化の始まりなんだな、とか、アメリカでは昔紅茶じゃなくて緑茶を飲んでいた、とか、驚くことばかりです。すげえなあ東インド会社。

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感想投稿日 : 2012年9月30日
読了日 : 2012年9月30日
本棚登録日 : 2012年9月30日

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