先日のパラダイスクローズドにも登場した、熱帯魚ベタ(闘魚)。こちらでも、時折登場してきます。
縄張りとか威嚇のモチーフかな。
好きな作家の芦沢さん、10年以上前の作品ですが、女子高生達の軽薄な意識に悪寒を覚えます。
本人は、決して死ぬつもりは無かったが、教室のベランダから転落死した女子高生。
彼女は、何故死んでしまったのか。
父親は、残されたパソコンの日記から、同級生から嫌がらせを受けていた事を知る。父親は、自殺と確信する。愛する娘を奪われた父親は、人生をかかけて復讐を決意する。
親や家族の愛情さえ踏み躙る、女子高生の悪意ある行動。彼女達の正義はスクールカーストの保身のみのよう。
この父親に寄り添う、人の感情を読み取ることができない同僚の女性が、興味深いのだけれども、
登場が中途半端でもったいない。この病んだ女子高生と関わって、彼女らの罪に対する意識を変えて欲しかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年12月1日
- 読了日 : 2023年12月1日
- 本棚登録日 : 2023年12月1日
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コメント 3件
ゆーき本さんのコメント
2023/12/01
みんみんさんのコメント
2023/12/01
おびのりさんのコメント
2023/12/01