黒い家 (角川ホラー文庫 45-2)

著者 :
  • KADOKAWA (1998年12月10日発売)
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本棚登録 : 15134
感想 : 1672
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第4回日本ホラー小説大賞 作品ですが、呪力とか魔物とか超常現象によるところなく、日常生活を侵す恐怖を堪能できます。
生命保険会社で保険金請求の査定業務を担当する若槻。彼が対応した一本の電話が、その後の恐ろしい経験の始まりとなります。
彼は、指名され向かった顧客の家で、子供の死体の第一発見となります。そして、その子供の保険金請求の担当者となります。
毎日、窓口に通う子の父親。自宅に続く無言電話。日常生活に沮止が出るほど、追い込まれていきます。保険金請求に潜む企み。子供の死因に疑いを持つ若槻は、この企みの真の首謀者にたどり着きます。
ギリギリのところで、解決を見るのですが、日常に潜む恐怖なのでエンドレス仕上げになっています。
生まれつき邪悪な人間なんていない、という考えが、一番危険なんでしょうねえ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説 
感想投稿日 : 2023年3月29日
読了日 : 2023年3月29日
本棚登録日 : 2023年3月29日

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コメント 13件

土瓶さんのコメント
2023/03/29

懐かしい。
これは怖かった。
和風サイコパスでしたね。

みんみんさんのコメント
2023/03/29

キャ〜怖い:(;゙゚'ω゚'):
もう表紙から怖い…

おびのりさんのコメント
2023/03/29

こういうの好き。(╹◡╹)♡

みんみんさんのコメント
2023/03/29

映画とごっちゃになってるからラストがわからないけど怖かったのは覚えてる( ̄▽ ̄)
映画は西村雅彦が指切断して保険貰いに来る笑

NORAxxさんのコメント
2023/03/29

とても素敵な選書ですね(*^^*)
読んだ時のゾワゾワを思い出しましたー!これからも楽しみにしてます♪

1Q84O1さんのコメント
2023/03/29

この辺りの貴志作品大好きなです♪
面白いときの貴志さんだぁ(>ω<)

おびのりさんのコメント
2023/03/30

おはようございます。皆さん、期末業務でお忙しいかと思います。お疲れ様です。私は人生初とも言える、自由な三月末を迎えております。
代行読書でも始めましょうか。

NORAさん、コメントありがとうございます。暗黒本棚参考にさせていただいております。黒い家は、時代は古めですけど、恐ろしさは変わらずです。楽しいレビューお待ちしてます♪

ゆーき本さんのコメント
2023/03/30

これは 怖い怖い:(・-・`): と噂の1冊ですね。
あまりにも「怖いよ」と言われすぎて
なかなか読む勇気のでないわたしです。

みんみんさんのコメント
2023/03/30

まず映画で挑戦してみたら٩(^‿^)۶
コワイけど…笑

ゆーき本さんのコメント
2023/03/30

「クリーピー偽りの隣人」は前半で観るの断念して、「虎狼の血」は半分ほど目を瞑って観たワタシですが大丈夫でしょうか?( ´•ᴗ•ก )

おびのりさんのコメント
2023/03/30

私は、羊たちの沈黙を思い出しましたよ。

みんみんさんのコメント
2023/03/30

虎狼の血2じゃなくて?
リングとかは?
ちょっとムリではないかと( ̄▽ ̄)

ゆーき本さんのコメント
2023/03/30

リングは大丈夫!
虎狼の血2なんて話し聞いただけで観るの諦めてるー!( 'w' )

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