「館」シリーズ、第3作。
前作までと同様に 建築家中村青司が手がけた「迷路館」が連続殺人の舞台。
迷路館館の持ち主は、推理作家の大御所。彼が、還暦記念パーティーに招待したのは、弟子とも言える推理作家達と評論家と編集者。そして、探偵役に島田潔が、再び。
本当によく考えられていて、ミステリ小説の形態でストーリーを読ませて、作中作、中作、あたりの筋書きで殺人事件が起こる。加えて、迷路の中に準備された部屋にはギリシア神話の神々の名前が付けられ、しかもそのエピソードまで絡ませる。
ミステリとしては、隠し通路や隠し部屋は、思いついてしまうし、甘く考えていましたら、作中作が終わった後の〈エピローグ〉で、隠れていた真実が語られさすがの展開。
最後まで、きっちり作り込まれた傑作だと思います。
ワープロの親指シフト!懐かしい。覚えれば、日本語入力が一番早いと言われ、ほどほど普及したけれど。あの複雑な指の動きは、なかなか慣れなかった。ローマ字入力ありがたいです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年11月15日
- 読了日 : 2023年11月15日
- 本棚登録日 : 2023年11月15日
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コメント 4件
みんみんさんのコメント
2023/11/15
おびのりさんのコメント
2023/11/15
みんみんさんのコメント
2023/11/15
おびのりさんのコメント
2023/11/15