今では、堂シリーズとなっている一作目メフィスト賞受賞作。
眼科医系のミステリーでは、ありません。
作者さんが、建築学科ご出身で、天才建築学者が、山奥の北面の辺鄙場所に建てた私邸が、ミステリーの舞台となります。
そして、この私邸の設定が、なかなか奇抜で大がかり。これが、眼球の形状をしているので眼球堂と呼ばれます。
ミステリーを解いていくのは、放浪の天才数学者。
殺害されるのも、建築・数学・医者・芸術家の四人の天才達。
理数系の蘊蓄は出てくるけど、読める程度で問題ありません。建築は、わからないけど建築物は好きなので、巨大建築物設定は、わくわくします。
クローズドだけど、巨大すぎるので、納得しにくいような。殺害動機は、そんなもんかなあと納得するようなしないような。
登場人物紹介で、犯人はこの人だろうなあと思ってしまうところがあったけど、そこを隠し切ってのストーリーは楽しめました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
メフィスト賞
- 感想投稿日 : 2023年10月12日
- 読了日 : 2023年10月12日
- 本棚登録日 : 2023年10月12日
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