かたみ歌 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2008年1月29日発売)
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感想 : 468
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昭和40年代半ばくらいかな、アーケード商店街を持つ東京下町。その周辺に住まう住民たちと死にまつわる短編集。
下町で日常を暮らす人と不思議な存在との共存。昭和のどこかまでは、まだそんな雰囲気があったようです。郷愁という言葉が、一番しっくりくる作品でしょうか。
“栞の恋”は、古本屋(この作品全体の主要舞台ですね。)の一冊の古本で、栞を使った短い往復書簡。素敵な恋の物語です。以前、映像化されましたね。これが、一番好きでした。そのうち電子書籍での恋なんかも書かれるかしら。
朱川さん初読みかなと思っていたら、「白い部屋で月の歌を」ですね!作風違って気が付かなかった。こちらもすごく良かったです。
shukawabestさんご紹介ありがとうございました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新潮文庫
感想投稿日 : 2022年6月18日
読了日 : 2022年6月18日
本棚登録日 : 2022年6月18日

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コメント 4件

shukawabestさんのコメント
2022/06/18

shukawabestです。
ただの朱川さんファンですが、読んでいただきありがとうございます。

おびのりさん、読書量がすごいですね。なんだか集合の図で、僕の好きな沢山の本が、おびのりさんの大きな楕円で覆われている感じです。

レビュー、今後も拝見させていただきます。よろしくお願いします。今回はありがとうございました。

おびのりさんのコメント
2022/06/18

 shukawabest さんこんばんは。
いえいえ、思い出させていただいてありがとうございます♪
そう朱川さん読むべき人だったんですよー。
これから、読むローテに入れます。
涙腺は、そのままなんですけどね( ; ; )

aoi-soraさんのコメント
2022/06/18

おびさん、こんばんは。
早速読んだのですね!
早いなー(☆▽☆)

“郷愁”ですか。
素敵な作品のにおいがします。
私も早く読みたーい^_^

おびのりさんのコメント
2022/06/18

aoi-soraさん こんばんは。
読みましたよ。図書館配本早かったです。
朱川さん、いろいろ書いてて面白そう。
読みたい本ばかりで、追いつかないですよ。

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