きらきらひかる (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1994年5月30日発売)
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本棚登録 : 22476
感想 : 2597
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充分気をつけてはいるのですが、それでもふいに人を好きになってしまうことがあります。
あとがきの江國さんの文章。
こんな 不確かな感覚を書かせたらさすがだなと思います。
そして、ごく普通の恋愛小説を書こうと思いました、と。決して普通ではない恋愛小説です。
アル中気味で精神的に不安定な妻、笑子。見合い結婚したのは、恋人がいるゲイの男性。
お互い負い目の部分に納得した上での結婚。
夫は優しい。手に負えない程感情的になる妻に寄り添う。その優しさは、夫婦だからか、家族だからか、負い目なのか。
江國さんの小説に出てくる女性たちは、よく飲み、奔放。そこに純粋さがあるのかな。
「正欲」が話題だったけれど、こちらの夫婦は、夫の恋人の存在を受け入れる形態にたどり着く。
妻がうっかり夫を好きになってしまったからだと思うのだけど、案外、生きやすいかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新潮文庫
感想投稿日 : 2024年2月7日
読了日 : 2024年2月7日
本棚登録日 : 2024年2月7日

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コメント 8件

1Q84O1さんのコメント
2024/02/07

我が家は夫がうっかり妻を好きになってしまいました…
その結果…_| ̄|○ il||li

おびのりさんのコメント
2024/02/07

あー、うっかりだね。

1Q84O1さんのコメント
2024/02/07

うっかり…
そして、人生最大の過ち…

ゆーき本さんのコメント
2024/02/07

最初の2行がおびさんの告白かと思ってドキドキしてしまった(〃▽〃)

おびのりさんのコメント
2024/02/07

うっかりは、あるよー。

Manideさんのコメント
2024/02/12

私もおびのりさんの発言かと思って、びっくりしてました(^^)

おびのりさんのコメント
2024/02/12

Manideさん、ご無沙汰です。
きっと、新しいところで、頑張って忙しいんだろうなと、勝手に想像してました。
私は、ご存知の通り、バレーコートに躍動する男子には、毎回うっかりですよ。
あとで、選手一覧見て、やっぱり違ったなんて事は、無いはず。。。d( ̄  ̄)

Manideさんのコメント
2024/02/12

おびのりさん、こんにちは〜

ありがとうございます(^^)
そうなんですよね〜、新しいところで、悩みながら、もがいております。頑張ります。

今回のおびのりさんの感想は、きっと、みんなドキッとしたと思いますよ。

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