まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫 み 36-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2009年1月9日発売)
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感想 : 2266
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東京のはずれまほろ市の便利屋。多田便利軒。
(三浦さん在住のM市ですね。)
なるほど、最後まで軽快に面白く読みました。
三浦さんは、ヘヴィな題材をライトに書いて、作品に引きずり込んでくれます。
バス停で元同級生を拾ってしまい、二人になった多田便利軒。彼らに依頼される仕事から、街の風景や近所の人間模様が見えてきます。
もちろん、怪しい依頼ばかり。
主軸二人のトラウマになている過去部分は読み足りない気もするけど、血縁とか親子とか家族とか、構えず読める良作です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 直木賞
感想投稿日 : 2023年10月26日
読了日 : 2023年10月26日
本棚登録日 : 2023年10月26日

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コメント 2件

みんみんさんのコメント
2023/10/26

わたし好きよ〜ライトで濃い♪

おびのりさんのコメント
2023/10/26

まやまと同系統かな。
これも良いんだけど、三浦さんはポラリスが好きなのよね。
いろいろ書くよね。

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