「人形はなぜ殺される」を なぜ図書館予約したのか?すっかり謎のままですが、せっかくなので。
名探偵・神津恭介シリーズの一作。古典ミステリーの名作とのこと。神津は、高身長・高学歴・六カ国語堪能・ピアノプロ級・法医学教室助教授・アポロン像のようなシュッとしたイケメン。ちょっとガリレオ君とキャラが似てます。
魔術(今だとマジックかな)アマチュア協会活動の中で、殺人事件を含むトラブルが発生します。誰かが亡くなる前に人形の首が無くなったりします。
お手上げの警察と被害者家族が、神津に捜査協力依頼して本格登場となります。
会話が悠長で、時折、将棋とか古典文学の雑学がヒントとして語られます。事件の主な舞台は静岡の興津で、夜行列車が活躍しています。事件より当時の社会風景の方に興味がいってしまいます。
解決編の前に読者への挑戦状が差し込まれ、皆さん楽しんで読まれたことでしょう。
全編怪しげな雰囲気の中、名探偵が思いの外悩んだりして、昭和を楽しみました。
恐ろしさを醸し出す為か、黒魔術的な記載もあり参考になりました。^_^ 悪魔の六誡時の盛り物はなかなかの品物揃いで、Amazonでもアマゾン流域でも手に入らなそうでした。
爬虫類の歯・蟇の皮・死刑囚の内臓・赤ん坊の脳味噌・梟の糞・牡山羊の胆汁その他諸々
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年2月1日
- 読了日 : 2023年2月1日
- 本棚登録日 : 2023年2月1日
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コメント 4件
土瓶さんのコメント
2023/02/01
おびのりさんのコメント
2023/02/01
1Q84O1さんのコメント
2023/02/01
おびのりさんのコメント
2023/02/01