主人公のゆりの複雑な思いを重ねて、ゆるゆると物語が進んでいく。
何か独特の空気が流れている。
この小説は、のゆりのまわりで起こった出来事を書いたものではなく、のゆりの心情を綴ったものだ、と思った。
読む人によって、いろんなとらえ方ができる小説だと思う。
のゆりはまわりから見ると、「おとなしいひと」なんだけど、離婚を決意するまでの心の動きが、うまく書けているなぁと思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
川上弘美
- 感想投稿日 : 2011年10月9日
- 読了日 : 2011年10月9日
- 本棚登録日 : 2011年10月9日
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